イコール(=)フェスティバルin中崎町
周辺から「祭り」で価値を問う。
ビルで飽和した現代都市を、どのようにリブランディングしていくのか。相談されたのは、大阪・梅田のエリアブランディングの課題でした。
ブランディングの中心地として注目したのは、梅田のはずれにある中崎町。戦災を免れ木戸や格子窓を備えた古民家や長屋が多く残るこの町は、十数年前から若者たちが空き家を改修してカフェや雑貨店を開き、海外の観光客からも年々注目を集めています。
この独自価値を持つ中崎町というフリンジエリア(周辺地域)から、新しい梅田の都市ブランドを立ち上げられないか。そう考えて、ワンオーのコミュニティスペースを中崎町に出店し、2017年から行なっているアート、ファッション、フードのお祭りが、イコール(=)フェスティバルです。
カフェ・古着屋・クリエイターという現場ポジションから自発的に街イベントを誘発し、生産者と消費者の関係、都市と地方の関係など、モノやコトの価値を問い直し、発信するイベントです。